地中海の絶景を探す旅

文化が国の力を決める!その3

カテゴリー:japanese
文化が国の力を決める!その3
その国独自の文化を維持発展させることは経済競争力を左右し、一国の盛衰を決めます。伝統文化を含む独自の文化が海外からどう評価されるかは実は、単なる文部省や文化の問題でなく国の経済の根幹です。ライフ・スタイルを輸入する国と輸出する国では長期にわたって産業と文化が長期的に衰退し始めます。 判りやすい例を挙げましょう。東南アジアに自国の伝統を忘れ去って欧米化した国Pがあります。 その国には思い浮かぶ文化が無いと仮定しましょう。その製品には生活を豊かにしてくれる連想が働きません。言い換えるとブランド力がありませんから機能と価格が同じモノを作れてもブランド力で勝る国に太刀打ちできません。消費者が選択する動機は価格と品質とブランド力に集約できるでしょう。

今世界各国で起きていることはメデイアを利用した国際資本の席巻です。雑誌・映画・テレビ等メデイアが発達した現代では消費者はどうしても自社製品を世界の消費者に販売しようとする国際資本のマーケテイングの影響下に置かれます。例えば、多国に展開する大手のワイン・ハンバーガー等の飲料・食料品会社、大手ファッション・ブランドなどです。雑誌・映画・テレビ等のビジュアルで分かりやすい手段が利用して国際資本はまず欧米のライフ・スタイルと美意識を輸出します. ハリウッド映画にせよフランス映画にせよ聴衆である若者は物語に引き込まれ主人公の豊かなライフ・スタイルに憧れます。そしてMade in U.S.Aやフランス製デザインはいつのまにかブランドとなり、国際資本は競争上優位に立ちます。機能の優劣を消費者が優先して製品を厳選する産業である電化製品は例外です。

一方で鎖国的情報管理をして影響をコントロールしている国もあります。国民の幸福は経済的GDP最大化でないという信念の元にミャンマー・ブータンなどは自国の生活様式を国際資本の影響支配から守っています。本当にこの点を憂いた指導者が信念を持って政策実行したからです。国を売らなかったとも言えます。こうしてこれらの国は欧米が要求する各種の自由化を拒んでいるのですがよく考えれば生活様式の選択の自由を保持しているともいえます。ヨーロッパの一部左翼系の人々もグローバライゼーションという名の下に進む政治・経済・文化の画一化に対し2000年頃から激しく反発し始めました。

ちなみにこの点で日本は見事に国際資本の影響を受け容れつつあり、製品開発等で相当な努力をしても 益々二流国に転落する際にいます。 ここでいう生活スタイルや文化は伝統文化に限らずアニメや小説映画等の現代日本文化も入ります。和文化の評価が上がれば〈日本製〉の評価もプラスになることはあっても、マイナスとなることは無いでしょう。
ここで忘れたくないのは日本の文化が世界に稀なほど水準がたかくかつまた世界が必要とする優しさをもつ稀な文化だということです。それはどういうことでしょう?

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